市島酒造 株式会社
杜氏 田中 毅
新潟県新発田市にある日本酒の蔵元
市島酒造は寛政年間(1790年代)に宗家より分家、創業し、二百年以上の伝統ある酒蔵です。
市島酒造が大切にしている伝統
市島酒造の歴史やこれまでの実績を丁寧にご紹介いたします。
市島酒造が大事にしているのは人の和。昔から伝わる「和醸良酒」。
おいしいお酒は、お米や水など素材選びから始まります。
市島酒造では、至高の素材と新潟の気候と長年培った技術を組み合わせ、
最高の味を追求しています。
米へのこだわり
原料米には主に新潟県産の五百万石を使用。新潟淡麗に代表される酒質に適した、新潟県の代表的な酒造好適米です。また、近年では新潟生まれの新しい酒造好適米、越淡麗(こしたんれい)を使用した高級酒も醸しております。
水へのこだわり
北越後を流れる加治川を水源にとり、新潟特有の素晴らしい軟水を使用しております。この軟水を使い醸造することにより、ゆっくりと醸された良質の清酒ができあがります。
人へのこだわり
新潟日本酒造りには技術は欠かせません。市島酒造では杜氏の田中毅を含め、全ての酒造従業員・蔵人が酒造技能士検定1級を取得しており、醸しだす日本酒を最大限美味しく提供できる様、日々精進しております。
また、これら造りに係わるものたちは、地元新潟の阿賀北地区出身。地元の米を、地元の人間が使って仕込む本当の地酒です。
環境へのこだわり
越後平野は国内でも代表的な米の主産地です。市島酒造はその北部に位置し、飯豊山系から流れでる軟水の加治川水系を源泉に酒を仕込みます。
また、酒造りが行われる冬季は、適度な降雪地帯として綺麗な空気や醸造に適した寒冷な温度が、低温長期発酵の酒造りに最適な環境です。
新着情報・イベント情報



新潟県新発田市にある日本酒の蔵元
市島酒造は寛政年間(1790年代)に宗家より分家、創業し、二百年以上の伝統ある酒蔵です。

市島酒造の歴史
二百年にわたる酒造りと市島家の歴史を伝える収蔵品の数々を展示しております。

ノスタルジックな光景が皆様をお出迎え
量り売り時代の甕(かめ)や徳利、祝樽など昔の酒造具や器などが展示しております。

市島家の歴史的な史料
市島家の資料館へ、皆様をいざないます。歴史的な文化、伝統を感じてみてください。

初代・秀松からの文献や資料
市島家ゆかりの品々や市島家の奥様が嫁入りの際に着て来た婚礼衣装(江戸の幕末、明治、大正)など、市島家の資料が飾られています。

引き継がれる酒造りの情熱
伝統ある蔵の歴史を受け継ぎ、昔から活躍していた大きな蒸釜に酒母樽や仕込樽、お酒を搾る槽(ふね)が現在も活躍しています。

市島酒造離れの趣きある「御茶処いちしま」
「御茶処いちしま」では、昔から丁寧に管理が行き届いた日本庭園の中で、御食事、市島酒造の日本酒、御茶がいただけます。

伝統ある和室でくつろぎ
日本の伝統的な建築は懐かしさを感じさせます。

市島酒造の日本酒を堪能
市島酒造人気の大吟醸をはじめ純米吟醸、または日本酒から造った爽やかな梅酒に加え、季節によっては限定酒など、常に7~8種類程度のお酒が無料でお試しいただけます。お気に入りの一本がみつかりましたらご購入も可能となっております。


ごあいさつ
「甘み」「やわらかさ」を大事にした酒
母の実家が酒屋ということもあり、もともと市島酒造とはご縁がありまして、高校卒業後すぐに入社させてもらったのが昭和61年。同年の7月からは新潟清酒学校へ入学して造りの基本を学び、ずっと酒造り一本。今の職、杜氏は平成15年から勤めさせていただいています。
私が入社した時の曽田前々杜氏が、今の市島酒造の酒のベース造られたと思っています。その時からうちの酒は「甘み」「やわらかさ」を大事にした酒を醸すことを念頭に置いています。日本で初めての女性一級酒造技能士のいる蔵として注目されていましたからね。その女性というイメージが酒にも反映されたのかもしれませんね。

基本に忠実に、自然とともに醸し続ける
杜氏になってから3年目に全国新酒鑑評会で入賞。その後、4年目からは金賞を5年連続でいただきました。この経験が非常に、今の市島の酒に大きく反映されていると思います。というのも、他の蔵の先輩杜氏さんからも声を掛けていただくことが増え、酒の相談をできるプロの人たちが私の周りに増えました。そして、いろいろな蔵元を自分の目で見る機会も増えました。そうすると、今までとは異なる情報が入ってくるんです。で、考えていくと、やっぱり麹造りが一番大事だなと、日本酒造りの原点に立ち返ってきました。
日本酒造りを表す言葉に「一麹、二もと、三造り(いちこうじ、にもと、さんつくり)」というものがあります。日本酒造りにおける重要な工程を表した言葉です。いろいろな方々を見て、聞いて、実感したのは、基本に忠実に、自然とともに醸すことがいかに重要かということですね。

酒蔵見学のご案内
酒蔵見学
酒蔵見学受付時間
9:00〜16:00
見学料:無料
試飲:無料
※事前申込みは不要です。
当日、夢蔵(市島酒造の物販店)で受付を承ります。
※10名以上の団体様は、3ヶ月〜1週間前までにお申し込みください。

受付時間
9:00~16:00
会社概要
会社名 | 市島酒造 株式会社 |
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住所 | 〒957-0055 新潟県新発田市諏訪町3丁目1番17号 |
TEL | 0254-22-5150 |
FAX | 0254-23-6233 |
HP | http://www.ichishima.jp/ |